エネルギーペイバックとは?偽善で終わらない再生可能エネルギー・太陽電池の真の価値




 

再生可能エネルギーを取り組む中でこのような疑問があります。

 

サルくん
太陽電池って本当に地球のためになってるの??

あっちゃん
良い質問だね!!取り組む上では本当に効果があるのか知っておくことは大切だね!

 

今日は太陽電池が本当に地球のためになっているのか紹介します。

 

太陽電池は偽善か否か

先に結論を紹介します。

太陽電池は地球にプラスの電気を生産しています。

決して偽善ではありません。

 

この理由を紹介していきます。

 

エネルギーペイバックとは

太陽電池のエネルギー的な効果を考える上でエネルギーペイバックという考えで、計算がされています。

エネルギーペイバックタイム

エネルギーペイバックタイムはエネルギー回収年数や、EPTと称されることもあります。

 

エネルギーペイバックタイムとは、太陽電池を作るために使われたエネルギーの量を太陽電池が発電したエネルギーで相殺できる期間のことを言います。

 

少し難しいと思うので、例え話をします。

投資のために10,000円を使用したとします。

最初の段階では自分のお財布としては「ー10,000円」です。

投資の収益がでるにしたがって「ー9,000円」「ー8,000円」、、、と少しずつマイナス分を回収できます。

そして最終的に全ての回収が終わる(±0円)になるには時間がかかります。

 

この時間が回収年収にあたります。

一方で、生涯を通してマイナスのままでは、投資の効果は得られなかったことを意味します。

 

太陽電池も基本的には似たように考えます。

 

たとえば、太陽電池を作るときに「100」のエネルギーを使ったにも関わらず、その太陽電池が生涯を通し発電する量が「100」よりも小さい場合は、地球にとっては「エネルギーを使われただけ」で生み出すことはできていません。

これでは、エネルギー的にみて太陽電池を作る意味がありません。

 

実際は、投入エネルギーに対して太陽電池はより多くのエネルギーをつくることができています。

だからこそ、地球の役に立っています。

 

では太陽電池はどれだけの時間で初期投入のエネルギーを相殺するのでしょうか。

 

太陽電池のエネルギーペイバック

北海道大学の触媒科学研究所の助教の資料の中に太陽電池のペイバック率が記載されています。

太陽電池のペイバック率:1.5年

 

いくつかの批判的な見方や、前提条件での差異により懐疑の言葉を良く向けられる問題です。

 

しかし、こういう問題に疑問を投げかけてどうなるのでしょうか。

確かに効果を精査することは重要です。

それでも疑問を投げかけるだけ投げかけて結局やらないというのはわたしはしたくはありません。

 

念のため、その他期間の内容を調べると、日本の産業技術の中心を担う産業総合研究所が発表している年数は次の通りです。

 

太陽電池は種類によっても異なりますがペイバック率としてまとめられているのは次の通りです。

太陽電池のペイバックタイム:1.4〜2.6年

 

太陽電池の寿命・保証期間は20年から25年で現在は定められているのでペイバックした約3年後からの10数年は太陽電池は地球にプラスの電気をつくり続けて貢献するのです。

 

上のペイバックタイムに関する議論を放棄する訳ではありません。

しかし、現在の叡智がこのような試算をしているなら、それを受け入れてわたしたちにできることに目を向けるべきだと思います。

 

歴史の教科書だって時折、年号が変更されることがあります。

 

今あるベストな実力値を理解して、わたしたちにできることに目を向けたいです。

 

エネルギーがエネルギーをうむ次の時代へ

ペイバックタイムの意味合いを理解してもらえたら、エネルギー的な視点から太陽電池は偽善でないことがわかります。

初期の投入エネルギーは必要になりますが、3年目には相殺され、6年目には、投入量に相当する分の電気をつくることができるのです。

余剰に作ったエネルギーを使って次の太陽電池を作れます。

 

つまり、エネルギーがエネルギーをうむ仕組みを構築できれば、繰り返し繰り返しにエネルギーを増幅させていくことができるのです。

 

その速度は単細胞生物が数を増やす時と同じように指数関数的な成長に似ています。

 

 

エネルギーがエネルギーを生む新時代

 

= エネルギー増幅時代

 

 

エネルギー的な視点では理想な状態だと思います。

 

一方で問題になるのは経済性の話です。

太陽電池から作られる電気の”コスト”が信じられないほど高いようでは、いくらエネルギーが循環していても人間社会に還元では使えません。

 

発電単価を下げていく努力、この点についても今後に紹介していきたいと思います。

 

最後に

 

今回の調べを通して、「オッ」と思ったのは、原子力や火力発電ではエネルギーペイバックタイムの計算が出来ないという点です。

 

たしかに、、、、、

 

資源の力を利用して電気をつくる仕組みではペイバックの議論は厳しいですね。

 

原発のウランが作られるのに要する時間はどれくらいか?

石油が作られるまでに要する時間はどれくらいか?

 

エネルギー循環のスパンを考えてみえるとこれら2つの発電様式は持続可能な社会にあるべき技術なのか疑問を持ちます。

 

一方、この文明を支え、発展に貢献してきたエネルギー源であることも間違いありません。

感謝と共に、そろそろバトンタッチの時期なのかなと感じました。

 

太陽電池を含めて再生可能エネルギーは偽善ではありません。

エネルギーの循環、真摯に取り組んでいこうと思います。

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